与える人
今年で30になる。
今日、人生の目標が突如私の目の前に降りてきたので、書き記しておく。
私は、"与える人"になりたい。
これまでの人生、わたしは、貧乏だったし、それなりに苦労もしたけれど、たくさんのものを"与えられて"生きてきた。
たくさんの人に親切にされてきた
たくさんの人に愛されてきた
たくさんの人に助けてもらった
たくさんの人に、たくさんのものを、与えられてきた
今思えば、人生のところどころで気づいていた
この人は人に与えられる人だなー
自分は、与えられてばかりだなーと。
だけど、わたしはいつも自分のことばかりだった。
自分の利益が優先で、人に与えることは考えたことがなかったと思う。
それでもわたしに、いろいろなものを与えてくれたまわりの人たち。
わたしは何も返せずに、ただただいい気になっていたのだと思う。
夫もその、わたしのまわりの人たちの一人。
わたしにいつも与えてくれる。
しかも無償で。
わたしは夫に、何一つ与えてあげることができていない。
わたしは夫に、何を与えることができるだろう。
人生は、あまりにも短い。
だけど必ず終わるときが来る。
だからその日まで、わたしは“与える人"になりたい。
自分のことはあとでいい。
周りの人たちが、幸せになってくれたら、それがわたしの幸せなんじゃないだろうか。
人の幸せを、喜べる人間になりたい。
なれるだろうか?
これまで与えられてきただけの、こんな人間が
人に何かを与えることができるだろうか?
でも、人生の目標が見つかった。
テーマが決まった。
30 になる前に決まってよかった。